偶然性（コンティンジェンシー）

気がかりなのは、難波さんが趣味に参加していないことです。
一時的であれば、後で、どこかの動画で見れますが、
やめたのであれば、何かあって去った可能性が出てきます。

最後の難波覗いの時、意気揚々と他のスタッフと話をしていました。
明日がない男がしそうな会話ではないように感じられました。

難波さんがいなくなってから言われたのは、こんなフレーズです。
①【会いに行ったら、彼は感激するんじゃない】
②【いつも連絡先を書いたものを持ち歩きな】
③【こんな年齢になって男に話しかけられないとか言ってられない】

後になって刺さってきたのは、③でした。
6月25日の仕事帰りに立ち寄ったショップでの立ち話でした。
その日のその時間帯に行く約束をショップの店員さんとずっと前からしていました。

だから、私がそこにいたのは必然的でした。

元職場の同僚の年上のすごい美人がこんなところにいるなんて、と思った女性でした。今年の春先に偶然見かけて、声をかけたかったのに、名前が思い出せず、そのままになっていました。
そのすごい美人が、吸い込まれるようにして、入ってきました。
思わず、掛けよって話しかけました。

③でふっ切れたら、①と②はその次の展開です。

振り返ると【賭け】をしていました。
吊り橋効果狙い。
ザイアンス（単純単純接触）効果狙い。
アイ・コンタクト効果狙い。
ファミリア・ストレンジャー（親しみのある見知らぬ人）効果狙い。
これらに、偶然性（コンティンジェンシー）という変数をかけると運命にみえてきます。

私は、難波さんからワンアクションあれば、動く予定でした。
でも、そのワンアクションがその場所での最後のままのため、
偶然性（コンティンジェンシー）を狙います。