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波紋2 [島での出来事]

「素晴らしい、最期だわ」
三年前東京から私の街に移住してきた彼女の母親に父が突然他界した経緯を直に伝えて、こう返ってきました。
彼女の母親はいくつかの国をまたにかけ、商売をしています。
今はコロラドにいるそうです。
理想的な死に方だとも言っていました。
彼女の母親は、人が憧れるような華やかな生き方をしています。
私が島の暮らしに耐えられなかった話も知った上で、
海外にいると日本に帰りたくなると語っていました。
日本のように、便利な街ではないらしいです。
ちょっと歩いてもコンビニもないし、風景は気に入っているけど、どこか違和感がある様子でした。
作業着姿でも素敵で…の男性から、もっと学び取りたかったと悔やんでいます。
この男性の作品が今すごくしっくりきています。
芸術のことはさっぱりですが、写真でみる限り、これだなと感じます。
外からきた何かが原因で、内に波が広がる。
あるいは、内に波が広がることで、外にそれが伝わっていく。
誰にでも有り得る心象です。
作品をみて、こんな感じがします。
色づいた波源もあるようなのですが、私がみた写真には写っていませんでした。
あのままいたら、現物をみることがあったかもしれません。

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