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ベンツのオヤジ [blog]

先月、地元の大学院の説明会に参加したときに思いがけない先生と話ができ、
受験することにしました。

地元の大学院は住めない町の大学院よりはるかにランクが高いです。
中堅私学出身のままでは、学歴フィルターにより、ふるいにかけられる可能性が高いので、
住めない町の大学院在学中というステイタスで受験することにメリットがあるのかもしれません。

作業着でも素敵で…の男性が気になりますが、住めない町に戻りたくないのです。

今は、研究計画書を作成していますが、まとまらず困っています。
これまでも、研究計画書を作成してきていますが、ガラッと内容を変えたため、
引用する先行研究の文章をレイアウトしています。

小学5年生のとき、グランドで立っていると誰かが踏みならす砂の音が心地よかったことが、
作業着でも素敵で…の男性との出逢いをすでに予感していたのかもしれません。

実は、小学5年生のとき、もう一人の男性を予感することがありました。
遠足で東京に行った帰りにみた、中央高速の“ベンツのオヤジ”が渋かったです。

現役で中堅私学に在学していた頃、本当に渋い“ベンツのオヤジ”と交際していました。
当時、小学5年生の遠足で東京に行った帰りにみた、中央高速の風景を反芻していました。

今よりも、小学5年生のときのわたしのほうが賢かったです。
千里眼でもあったのかと考えています。
でも、まさか…“砂の音”までに至るとは思いもよらなかったのです。

de Vries(1974)の『イメージ・シンボル事典』には以下のような砂の象徴的な意味が挙げられているそうです。
1.砂漠と関連し,不毛,徒労を表す
2.無限で,数えきれない数を表す
3.浜辺に関連して,希望(溺れることのない)安全性を表す。またははかなさを表す
4.砂時計の連想から,時間を表す
5.水に抗するがゆえに,忍耐,勇気を表す
6.子供の目に砂を撒いて目をこすらせ,眠くさせるという眠りの精を表す
7.岩と対極をなし,不安定さを表す
8.火の粉とともに降りかかってくる焼けつく砂は,地獄における罰の1つである
9.感受性を表す
10.もっとも小さい世界,小宇宙を表す

さらに、砂は「地」のイメージを喚起する場合が多く,それを不毛な地である「砂漠」と捉えるのか,
生命を育む「大地」と捉えるのかの二側面があるということを述べている研究者もいます。

砂で辿り着いた、作業着でも素敵で…の男性は格別な存在なのかもしれません。
少なくとも、いくつも賞をとっている芸術家で、“ベンツのオヤジ”と比べものにはなりません。
ただ、“ベンツのオヤジ”の父親は有名な画家なので、芸術的センスは高いものがありました。
でも、“ベンツのオヤジ”は穏やかに交際できるような男性ではありませんでした。

“ベンツのオヤジ”と交際することになったのは、自分の判断でした。
既成事実により、別の男性と入籍するのが、全うな考え方だったのです。
しかしながら、わたしは人生最大級の分岐点で、それまでの想定世界assumption worldを崩壊させたのです。

今だに、これ以上の分岐点は体験していません。
とすると、砂で辿り着いた、作業着でも素敵で…の男性と深く関われば、
再び、assumption worldを崩壊させることもありえるのでしょうか。

既成事実により、別の男性と入籍していたほうが、assumption worldの中で幸せだったとも思えます。
人生最大級の分岐点で遭遇したわたしは自分が想定していたわたしとは違っていました。
これが、わたしなのだと思い知った瞬間だったように思います。

“ベンツのオヤジ”と交際していて、女性として荒波にもまれて、精神的な底を何度も味わいました。
別れてからは、もう誰とも付き合いたくないと心が閉ざされていきました。
その結果、本来結婚していたはずの30代の男性経験が乏しくなり、こんなブログをはじめたというわけです。

小学5年生のときのわたしが何を目指したのか定かではありませんが、
遠い将来に出逢う二人の男性を予感したのは間違いありません。

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